タイガーショット

上のせがれは小１で、３つのサッカースクールとサッカークラブに行って週５、６サッカー、あとはスイミングと英会話で週７習い事をしています。
で、小学校になったらどこのサッカースクールもクラブチームもリフティングできるようになれってうるさく言ってきます。
某エリートクラスなんか、小４になったらリフティングできないとエリートクラスには入れません、と言うぐらいリフティングにうるさい。
リフティングはできるに越したことはないけど、リフティングよりも大事なことはサッカーにはたくさんある。
リフティングの練習をするぐらいなら、センターフォワードならばシュート練習をして、各シュートをコンプリートしたほうがよっぽどいい。
リフティング重視になったのは「やべっちＦＣ」のせい？

ルイス・スアレスを見ているとわかるけど、この人はまさにシュートの教科書のような人で、ボレーシュート、オーバーヘッドキック、ダイビングヘッド、タイガーショット（弾丸ミドルシュート＝キャノン砲）など、ほぼ全てのシュートを完璧に習得していて、シュートフォームもとても綺麗。
どのように身体を寝かせてボレーシュートを打てばいいのか、どこに当てればタイガーショットを打てるのか、ほぼ全てをコンプリートしている。

昨日開幕したコパ・アメリカを見ているとわかるけど、南米の選手はほとんどの選手がタイガーショットを打てる。
逆にＪリーグの日本人選手でタイガーショットを打てる人が少ない。
これは日本人はシュート練習が少ないからではなく、タイガーショットをコンプリートできている人が少ないから。

友達で小４でタイガーショットを左足でコンプリートしたＫという奴がいたんですが、１度コンプリートしてしまえば、いつでもタイガーショットを打てる、おっさんになっても打てる。
そしてタイガーショットは誰でもコンプリートできる。
すいません、「キャプテン翼」の影響で小４の頃からタイガーショットと言っていたので、ここでもキャノン砲ではなく、タイガーショットと書かせていただいてます。

メッシも最初はタイガーショットを打てなかったけど、いつの間にかタイガーショットをコンプリートし、そして一気にワールドな選手に上り詰めた。
逆に香川真司はいつまで経ってもタイガーショットをコンプリートできず、香川ファンには申し訳ないけど、ミドルシュートはいつもショボくてワールドな選手にはなれなかった。
だから、小４になったらリフティングできないとエリートクラスには入れませんではなく、小４になったらタイガーショットの打ち方を教えます、のほうがよっぽど良い。
タイガーショットは練習量ではなく、コンプリート出来るか否か。
早い人なら３、４日でコンプリート出来てしまい、コンプリート出来たら強力な武器として使えます。

今の日本代表だと、キャプテンの遠藤航、背番号「１０」を背負う堂安律、バイエルンへの移籍が決まった伊藤洋輝らはタイガーショットを打てる。
逆に三笘薫や久保建英はまだ打てないので、さっさとコンプリートしてほしい。

ビッグクラブだと、タイガーショットは打てて当たり前。
そんなわけで、今日はタイガーショットをコンプリートして帰りましょう！